きのうみた夢どんな夢

20230613

あの会食から1年とは。
フェスタ!&カムバ!って無邪気に楽しんでいたような記憶。ジョングクの髪が短かった。
翻訳を追いきれなくて、TLをスクロールしながら徐々に何となく、察してきたという感じだったと思う。誰かの翻訳と、誰かのRTと、誰かがツイートした芸能ニュースと、を同時並行で見てどこで何を最初に知ったのかの時系列をあんまり覚えていない。
休止、という言葉を見出しにつかったサイトひとつひとつにブチぎれて普段見ない芸能ニュースサイト見過ぎて胸焼けしてた。
その前から、K-POPファン歴長い人たちの雰囲気からなんらかの予兆を感じてはいたはずだったけど、7人を見てこの人たちはどうなっても大丈夫でしょと思っていた。確かにこの人たちは大丈夫だけど、自分は大丈夫かは考えてなかった。
まあ別に大丈夫ですけど。
インスタのストーリーズに長文書いたりした。

ホビさんが先陣を切ってLollapaloozaを成功させ、ジンくんがシングルを出して兵役に行き、ソロアルバムが4人から出て、末っ子はインスタに飽きたらしい。


で、1年。
全然、普通に好きだなって思ってる。
好きというのがなんの引っかかりなく100%で出てくる。他人に証明したいとも思わず、自分で自分の気持ちを疑うことなく出てくる。なんの引っかかりもなさすぎて、意識しない。
普通に1番好き。普通に特別好き。
空が青い、飼い猫が可愛い、月曜がつらい、BTSが好き。特別の反対としての普通ではなくて、イレギュラーの反対として、それが通常営業という意味で、普通に好き。それが自分の普通という意味で普通に好き。

 

www.youtube.com

久しぶりに7人揃っている!と思って観始めたら、あまりに当たり前に好きで、「なんだ〜」と思ってしまった。なんだ、やっぱりね。なんも変わってないじゃん。結局好きじゃん。改めて好きとかじゃなくて、それでも好き、でもなく、ずっと好きなまんまだったんじゃん。
聞き慣れた声が7人分聞こえてそれだけで全部だった。
意味をほぼ理解できていない言語の話者に親しみをおぼえるのは、よく考えると不思議な気もするし、でも理由を考えると当然の気もする。
単に声だけじゃなくて、意味わかってないくせに、聞き慣れた会話のリズム。7人の口調とかテンポ。
正直1回目は何と言っているのか字幕を追うのに精一杯で、2回目以降でようやく意味以外を追ってる。でもそれは単に確かめるみたいな感じで、つまり、何と言っているかがわかれば、あとは誰がどんなタイミングでどんな表情どんな仕草で誰に向かって言っているのかというのは想定内に進んでいる安心感。気心知れた相手との想定内な会話の安心感に似ている。

 


好きになったのが7周年のフェスタの後だったから、今年で3回目のフェスタだ。
3年ってこんな感じなんだ~と思ってる。
それを今総括しようとは思ってなくて、とにかくこんな感じなんだ~とだけ思っている。
3年、って私の中では長い。1番入れ込んだグループを好きになってから解散を見届けるまでが1年と1,2ヶ月だったから。毎年恒例なんて行事の記憶は当然なんもなかった。それと比べると長い。
推しがたくさんいる人間として比べるなんてとても野暮な行為だと思いますが、どっちがいい悪いではなくて今は今で新鮮だなって思ってるところ。3年も経ったのに、3年経ったということがまた新鮮でわくわくしてる。
今しかないからこそ素晴らしいのだと思っていたよ。あのときは。
今しかないからこんなに輝けてこんなに熱量を上げられるのだと思っていた。一生アイドルでいてほしいと思うなんてひどいことだと思ってた。
アイドルとファンが一緒に未来を考える、なんてそのときの自分に言ったら想像できなさすぎて信じないと思う。
未来を考えるということは過去を考えることでもあるらしい。
ある程度の長さを共にすると、お互いの過去にお互いが含まれてしまうらしい。
付き合いは長さじゃない。
なんてよく言うけど、過去と未来まであるつながりの強さというものがあるんだなと感じている。
今だけどんなに強く思ってもそれとは代えのきかない、短くて濃いのとはまた別のつながりの強さ。
当人次第のものと、勝手に流れてしまった時間によるものの、両方が合わさった強さ。

最近は持続可能な推し方を考えています。
細く長く、っていうものでもない。
自分の過去にも未来にもいてほしい。そして過去と未来を共有させてほしい。一緒に過去を思い返したいし、未来を楽しみに待たせてほしい。
結局それって、自分の過去と未来もちゃんと更新してかないといけないんだよなと思ってる。その中に好きな人たちを織り込んで。
彼らによってめちゃくちゃ泣いたり笑ったりして生かされながらも、それはそれとして関係なく生きていくしかないような気がしてる。
なぜか突然概念的かつ大局的な話になってしまった。

 


7人みんな、しきりに「“BTSとARMYが”10周年」と言う。
これが本当にすごいなぁと思ってる。ファンダムに名前をつけること自体はめずらしくないけど、「みなさんのおかげで自分たちがいます」という言葉だってめずらしくないけど、自分たちの活動、ではなく、自分たちとファンの活動だとここまで言い切ってしまうのが素直にすごい。言うこと自体は簡単だけど、その徹底ぶりが。その結果作られているものがすごいというか新しいと思う。
名前の付いたファンダムの一部であるとき、今まではそのファンダムに参加しているというような、チーム名みたいなイメージだったけど、バンタンの呼ぶARMYって少しちがう。言ってみれば、個であり全、全であり個?いやわかりませんが…
私個人はまだ3周年ほどなのに、ぼくたちが10周年だと言われても自分が該当しない疎外感がない。といってももちろん私も10年なんです~と思ってるわけでもない。
彼らの呼ぶARMYというのはつくづく不思議。

 

youtu.be

3年も経つとさすがに最初に好きになった曲を日常的に聴くこともなくて、Dynamiteを聴くと好きになったばかりの頃の気持ちがよみがえってくる。
何か全く新しい世界が急に目の前にひらけたようだった気持ち。
見るもの聞くもの全部が新しくて刺激的で、いくら調べても尽きなくて、とにかく何もかも全部知りたくて必死になってた。
それはこのDynamiteという曲にあまりにぴったりで、Dynamite新規だなんてちょっと引け目に思ってたりしたけど、今ではこの曲で新規になって良かったなって本当に思ってる。


10周年おめでとうございます。
その数字の重みに何を言ったら相応しいのか全然わからないけど、こんな素晴らしい数字に立ち会えたことがまず素直に嬉しくて、そしてその先が彼らにも自分にもあるのだろうと思えることに今は安心の気持ちが大きいです。嬉しいと安心がメインなのかな。

数年後の約束ができるってロマンチック。