きのうみた夢どんな夢

ずっとこんな感じだ

歩きながらイヤホンで音楽聴いてたら、「うわやっぱこの曲めちゃくちゃ好きだな〜」ってなって帰り道にちょっと小走りになったりした。
 
これ10代のときの話じゃなくて先週くらいの30代残業帰りなのやばい。
 
Vaundyのアルバム聴いてたらbenefitという曲が一番好きで、というかこの曲が好きというよりこういう90sオルタナが聴きたいんだよなと思ってそれから、radioheadとかsonic youthとかPixiesとかteenage fan clubとかマイブラとかスマパンとかを急に一生懸命聴くに至っている。
このへんのジャンルは好きだけど疎くて、友人の好きだったバンド、誰かがコピーバンドやってたバンドっていう記憶が多い。友達の友達みたいな。もしくは友達の元恋人みたいな。
何かのバンドに付随してその人が思い浮かぶとか、その人と言えばそのバンドみたいな記憶のされ方って羨ましいなとちょっと思う。でもほしいかというとほしくない。今の推しでは記憶されてほしくないけど、昔の推しグループとなら、セットで誰かに思い出されたらちょっといいかもしれない。
spotifyが勝手に作成してくれる90's Altanative Rockのプレイリストをありがたく活用させてもらってる。そこからアルバムに飛べるから助かる。
聴きたいものがシームレスに聴ける現代文明には死ぬほど感謝してる。CD買ったり借りたり地道に探してた頃を音楽目覚めたてのがむしゃらさと絡めて楽しく思い返すことはあるが、それが今より良かったことなんて少なくとも私はないな。
 
20年以上前の世界的バンドらを聴いてる一方で久しぶりにちっさいハコのライブに行ってる。
今1番ライブ見たすぎるバンド、行きたすぎて(あと母数が少なくて)整理番号1番を2回取った。まだ今後も取れてしまいそう。しかしそういう部分に欲を出したらいけないと過去の自分が警報を鳴らす。
本当にハコと言いたくなるこの規模のライブハウス、もうそんなに行くことはないと思ってたのに今年は月一レベルで行きそう。もし私のストーカーがいたら行動把握すんのめちゃ楽だろうな。
バンドは推しではないので、行きたいなら自分の気が済むまで勝手に行きまくってそれで飽きるなら飽きればいい。好きだなーと思った時にいろいろ理由つけてそれをセーブする癖に気づいてから、リミットを意識的に外すようにしている。
 
具体的にどのバンドというわけではないが、ギタリスト然としたギタリストと、ロックンローラーって感じのギターボーカルと、音楽とかロックというよりとにかくバンドやりたくてやってるベースとドラム、みたいなのがいるバンドが好きかもしれない。
それと最近気づいたけど、簡素なドラムセットでヤバいドラム叩くドラマーがめちゃくちゃ好きだ。テクニカルとかただ手数が多いというのとはたぶん違うんだけど。この前のライブですげー好きなドラム見たのにサポートだったらしくて名前がわかんなくて悲しい。

ライブハウス以外でお目にかからないような格好してるバンドマンとか、よれよれのTシャツとか着てるバンドマンとか、派手なグルーピーちっくな女とか、こもった埃っぽい室内とか、1階に眼科のあるビルの地下やアパートの横とかで近隣住民に配慮しながら肩身狭く営業してる感じとか、隠してあるような入り口とか、終わって外に出た瞬間のあっけなさとかライブハウスのこと全部愛してる。
 
チケット取ってライブに行くという趣味、考えれば考えるほど自分に都合のいい趣味すぎる。
日程や内容が決まっていて不確定要素が少なく、どんな楽しみがあるか知っている安心感はあり、けれども毎回新鮮なおもしろみと何らかの刺激がある。それに酒が飲める。受け身で楽しめるのに身体を使って楽しんだ充足感もある。なぜか自分と向き合うような時間でもある。人が大勢いる中で一人でも勝手に楽しめる。酒も飲める。おしゃれをしていくも良し、しなくとも良し。酒だって飲める。パッと非日常を楽しんでさくっと日常に戻る。でも余韻が残る。
別にライブという趣味はとても素晴らしいのでぜひ行きましょうとお伝えしたいわけではない。ただ自分が幸せになる事柄に自覚的でありたいなという話。
 
ほどよく先に駒を置くようにぽんぽんと予定が立っていくと、だらだら続いている生活に区切りがつくのがいい。自分でつけられるというのがいい。そうやって気がつけば6月に、気がつけば年末に、と今年はやっていきたい。