きのうみた夢どんな夢

20220901JK

「クラスで一番足が速い男の子を真っ直ぐに好きになっちゃうような、」
誰のツイートかも詳細も忘れてしまったのですが、ジョングクを好きな気持ちをそんなふうに言い表していたツイートがあって、それのことをずっと考えている。
ジョングクは、クラスで1番足が速い男の子なのだ。あとたぶんドッジボールも強い。
概念です。

恋人以前の初恋以前の(未満ではなく)主人公を見つめるのに近いくらいの好きを、クラスで一番足が速い男の子に抱く感じ。自分の好みのタイプはこういう人、と自覚するよりも前に、わぁっと好きになっちゃう感じ。

私のジョングクを好きな気持ちはそういうものかもしれない。

大きな目をきらきらさせる彼の、初々しさ、愛らしさ、末っ子らしさ、健気さ、ひたむきさ、やみくもなまでの一途さ。そういうものを感じさせるジョングクの色褪せない青さ。

 

アイドルのジョングクのそういうところが大好き。

 

あとジンくんと悪ふざけしてるときの顔とか、お兄ちゃん相手に得意げな顔してるときとか、くしゃっと鼻にしわがよる笑い方とか、ゲームに回答したくて自分の名前を無限に連呼するときとか、逆に全然ルールが分からなくてぽかんとしているときとか、集中してるときの目が真ん丸になってちょっと口が開いちゃうときとかが好きです。

 

 

本当はジョングクはクラスで1番足が速い男の子なんかじゃなく(速いようだけど)、人見知りで謙虚で堅実でいつもお辞儀が深くて夢中になるとそれしか見えなくなるマルチタスクが苦手な、ただ歌とダンスが大好きな男の子だって私たちは知っていて、それでもやっぱり真っ直ぐな彼を真っ直ぐに好きになってしまう。

 

 

要領が良くてなんでもうまくこなせるように見える。すごく真似が上手くて飲み込みが早い。それを歌い方のスキルにも活かすし、ものまねしてお兄ちゃんたちを笑わせるのにも活かす。

やってみたい!と思ったらまずなんでも真似してやってみるから自分の身体を思ったように操るのが上手いのだと思う。

でも当然、ジョングクのいる世界は要領の良さだけで事足りるものではなくて、要領の良し悪しなんておそらくスタートラインの誤差くらいだ。
お客さんとしてライブを見ていてもどうやって歌っているんだろうと研究してしまう、パーティーにいても踊りを研究してしまう、練習時間という概念をなくして全ての時間を歌の練習時間にする。楽しそうに目を輝かせている顔とともにその熱心さを思い起こすと、どうしようもなく胸がぐっとなってしまうよ。

 

無理しないでほしい、というよりも、どんなにやりたいだけやっても絶対に無理にならないでほしい。全部報われてほしい。かたむけた情熱が。やりたいと思った気持ちが。費やした全部が。

情熱無く生きるくらいなら死んだ方がましだ、と身体に刻むジョングクのその情熱を、私はいつも1番に受け取るファンダムの1人でありたい。その情熱がちゃんと受け止められる場所であり続けたい。そうやってジョングクを安心させたい。

 

ARMYの皆さんを見つめて幸せそうに笑いながら音楽をやっている僕の姿、そしてそんな僕につられ一緒に笑う皆さんの笑顔が、まさに僕のProofだと思います。
(訳 Twitter @bt_bt_bts さん)

ジョングクにとってこれが自分の全てなのだと、いろいろな場面、いろいろな言葉から感じる。
自分を作り上げる年頃の大半を、ジョングクは歌とダンスに費やしてきた。それがない自分なんて考えられないんだろう。

その世界が特異なことは確かだけれど、でもだからといってそれこそがジョングクの一途さなのだと考えるのは、私は違うかなと思う。
幼少期から鍛錬することでしかその道に行けない世界も、10代半ばでプロというのも、アイドルに限った話じゃない。自分の道というのは受験と就活のときに考える進路と名前をつけられたものだけじゃない。
年若くしてこの世界に入ったことがジョングクのジョングクたる所以なのだ、のように言うのは違うかなというか。
あまりそれを彼独自の要素なのだとフューチャーするのは違うかなというか。
ジョングクのこの一途さを、若いときから練習生になってここまできたからだね、と結びつけるんじゃなくて、この一途さがあったからこそ、練習生から今ここまで来れたんだねと、私は言いたい。
なに言ってるのかよくわからなくなったけど。

それでも、ソウルに出てきた10代のジョングクがお母さんが恋しくてカップラーメンを食べながら泣いたという話の重さは変わらないよ。

練習生制度もアイドルという世界の異質さも私は全面的には肯定できないけど、ジョングクにとってその情熱を向ける先があったことが幸せなことだったと信じています。

 

 

ジョングクお誕生日おめでとう。
これから見せてくれる姿を今たくさん準備しているのだと思います。やりたいこと全部やって、なりたいもの全部になってね。