きのうみた夢どんな夢

20221230V

好きな言葉に「懐かしさ」と答えたテヒョンさんのことをずっと考えている。テヒョンさんにぴったりだと思ったし、でもテヒョンさん本人以外では思いつかない言葉だと思ったから。
 
「그리움」恋しさ、懐かしさ。
なぜなら懐かしさがあれば、僕自身の感情にもっと正直になれてその感情をきれいにしてくれる何かがたくさんあるので
懐かしい、という感覚には、優しさがあるように思う。愛着、親しみ、許し、赦し、受け入れみたいなものがある。
たとえば苦手だった人や確執のある故郷のことを、懐かしいとは言わない。言うとしたらそれは完全に無関係になれたときじゃないかな。
「僕自身の感情にもっと正直になれて」
テヒョンさんはいつも正直に見えるのになと思ったけど、そうではなく、懐かしいと思えるくらいになったとき自分の気持ちがよくわかる、ということかもと思った。
 
 
たまたまその時読んでいた小説にノスタルジーという言葉が出てきたのを思い出した。
それは光を取り除いた夕暮れのような、皮膚に感じられない風のような、誰も見ようとはしないし、あるとも思っていないある一群で、幼い心に奇妙に染み入った。いわば未来へのノスタルジーとでも言えるものだった。(水と礫/藤原無雨)
未来へのノスタルジー。この一節自体はいかようにも受け取れるけど、私はここを読んだとき、自分の記憶を超えた大きな懐かしさみたいなものがあるのかもしれないなと想像した。
歴史、伝統、そういうものへの感情も広義の(めちゃくちゃ広く薄く引きのばせばだけど)懐かしさ、だったりするんだろうか。自分が今生きている世界と時代そのものに含まれている懐かしさという概念? 目の前にないものが自分と関わることに思いを馳せること。

愛おしさ、が好きだとも話していたテヒョンさん。
懐かしい、という感覚には、優しさがあるように思う。 愛着、親しみ、許し、赦し、受け入れ みたいなものがある。テヒョンさんに感じる優しさはそれに近いのかもしれない。
優しさにもいろいろある。諦めとか無関心による優しさもあれば、暴力的な優しさも重たい優しさもある。
 
懐かしいと言うとき、人や場所や出来事そのものだけでなくて、記憶や思い入れが含まれている。奥行きというか、三次元的というか、表面には見えないものが思い描かれる。
思い出は人と共有できない。できたとしても記憶は共有できない。万が一できたとしても、そこに抱く感情は共有できない。懐かしい、は根本的に孤独で、自分の中にしか存在し得ない。
 

その感性と美しさで頂点の人になることもできるだろうに、唯一無二の独自の世界を作り上げることができるだろうに、テヒョンさんはきっと世界に含まれることを望んでいる。自分が美しいと感じた世界の一部になることを望んでいる。誰とでも友達になりたがる。
自分の中にあるものと、理想とする世界と、外にある世界と、さらに自分を取り巻く環境とを調和させるのには、きっと苦労があったのだろうなと思います。
Veautyful daysの私の勝手な想像です。
Me, Myself, and V 'Veautiful Days' Concept Film - YouTube
テヒョンさんお誕生日おめでとうございます。
年齢を重ねていく姿を見られることを、いつまでも楽しみにしています。
 
 
 
(誕生日関係ないし妄想が突っ走りすぎてるので下書きに寝かせていましたが、まあいいか、としれっと投稿です)(全部個人の感想です)(それはそう)