きのうみた夢どんな夢

繁忙期が終わり

大人になったら大人への反骨精神はなくなると思っていたが、「仕事とは辛いもの」「お給料は我慢料」「仕事してると趣味とかなくなる」というつまんないタイプの大人への反骨精神になってごりごりと根付きその精神でめちゃくちゃ働いている。
反骨精神と仕事って両立できるんだ。
客はあなたが費やしたものにお金を払っているわけではない。

繁忙期が終わった!オワコン(死語か?)という意味ではなく終わった。プロとしてもいろいろと終わっていたけど、完了という意味でも終わった。やったー
仕事ってやると終わるんですね。やると終わる仕事っていいな。繁忙期は終わったが、仕事は終わらせた。

土曜日に19時間寝て日曜日に出勤したり土曜日に出勤して日曜日に19時間寝たり土曜も日曜も出勤する生活も終わり。
家が食事風呂寝るだけの空間になりすぎて、リビングが「テレビのある廊下」みたいな扱いになるのも終わり。
どんな感じ?と先輩に聞かれて、書類広げすぎた机を前にすしざんまいポーズで「こんな感じ(笑)」って答えるのも終わり。
上司に「もう全部終わった?」と聞かれて、
「実は、まだあと1件…(苦笑)」
「そっか、頑張って(苦笑)」
って会話したけど本当はあと3件だったりするのも終わり。

全部1年後まで来ない。やったー
は?1年後?死ぬ。
 
うっかり繁忙期最終日にスケジュール更新せずに客先に直行しちゃって、あいつ来ないぞ、倒れたんじゃ?って心配されてた。誕生日よりもたくさんの人から電話とLINE来てた。わはは。すみませんでした。
 
精神的にキツい、焦る、プレッシャー、みたいなのはなんとかできる。自分のことだけなら自分で解消すればいい。
でも具体的に進まない、分からない、解決しない、というシンプルに難しくて大変なやつが久しぶりすぎてまじで厳しかった。
寝れば忘れるどころじゃなく、私は退勤のタイムカード押した瞬間にすべて忘れられるタイプなのでたいていの場合はなんとかなってるんだけど、今年はそれが全部裏目に出た。なんとかなるだろうと思ったものが全部なんともならなかった。仕事ってちゃんと向き合わないと終わらないんですね。
先輩「大丈夫?」
私「大丈夫にします。」
って受け答え週に2度も3度もするもんじゃない。
 
くそ厳しい先輩(細かくて、なあなあで済ませてくれなくて、言い方が優しくも易しくもない)からの超激重ヘビーな引継ぎがあったのが山場だった。よりによっての相手とよりによっての案件を掛け合わせたようなやつだった。
最終週の土日出勤中、この仕事してて初めて【【【辞職】】】ってドデカい横断幕が脳内に掲げられた。終わった今では【【【賞与】】】って横断幕に変わったけど、来年のこと考えるとやっぱり 【【【辞職】】】って文字も裏面にチラつく。
 
なんて言いつつ、結局仕事おもしろいよなって改めて自覚した期間でもあった(横断幕を背景にしながら)。
終わった今では仕事楽しいとかなんとでも言えるけどね、忙しさにはブチ切れながらも仕事そのものにはブチ切れずにいられたことを再確認できて良かった。なんでこんなことしてるんだろうと思っちゃったら無理。それを押し込めることを仕事を頑張ることだと思ってる人には生産性の概念!と言いたい(別に人のことは言えない)。
やりがい、以外の言葉で私の仕事への気分を言い表すなら、頑張りがいがある、極めがいがある、経験値積みがいがある、時間をかける甲斐がある、って感じだろうか。(横断幕をはためかせながら)
 
そんないい仕事に誰でも就けるわけじゃないよラッキーだねって言われるかもしれないけど、別にいい仕事してるわけじゃないよ。
業界の平均年齢は上がる一方で、うちにも新卒など滅多に来ず、典型的な中小であるこの職場はペーパーレス化も進まず、当然在宅ワークなど夢のまた夢、theオフィスなグリーンのデスクマットとのっぺりした蛍光灯の下でパソコンと書類に埋もれてエクセルがちゃがちゃやってるだけの、特に魅力的な要素は何もない。
でもやっぱりこれを極めた人間になりたいし、上司の仕事ぶりは私もこうなりたいと思うし、まず普通にいい人ばっかの職場だし、幸いなことに男女の格差なく仕事させてもらえて、トップの考えに賛同でき、職種そのものの考え方が私の性に合う。
甘やかされてわがまま放題に育ったおかげで、自分の好きなことやりたいこと我慢できること、嫌いなことやりたくないこと我慢できないこと、迷わず即答できる人間になったせいかもしれない。今のところ、自分のやりたいことも絶対無理なことも見誤らなかったなと思っている。
私にとってこの仕事が合ってる。仕事から見て私が合っているかは知らん。
 

とても仕事しているアピールみたいになってしまいましたが、一番の原因は先月に週3くらい「全然終わってないけど帰っちゃお」ってやってたせいなだけであり、最近ツイートしてなかった私は実はどたばた私生活を営んでいましたと書きたかっただけのブログでした。
 
 
Twitterしなさすぎて、ツイートのしかたを忘れた。
「僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。(中略)そしてある日、僕は自分が思っていることの半分しか語ることのできない人間になっていることを発見した。」
という一文があって、とても申し訳ないけどTwitterやってるときに最も思い出す。